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7月は地元静岡を通る東海道のハイキング

7月は静岡市と藤枝市をむすぶバイパスの途中にある宇都ノ谷峠付近のハイキングを楽しんできました。

当然ここは旧東海道で参勤交代で行列が通った街道の一部でもあります。そのことを念頭に、前半は結構険しい山道を進んでいきます。

と、「鬼出没注意」の看板が!隊長と副長2名が下見をした際にはイノシシの親子に遭遇しましたが、なんと今回は鬼に出くわすのでしょうか?

峠のあたりでは尾根沿いに進むと満観峰まで続いているようで看板も見られました。峠が丁度 市の境目でこっちが静岡市、あっちが焼津市となっているようでした。

途中、旅人に遭遇してなにやら暗号をもらいます。旅人は疲れて前に進めないようなのでスカウトがその思いを遂げてあげるべく、暗号を解いて前進します。

山のエリアを抜け、そして一行は明治のトンネルへ。ここは明治時代に掘られたトンネル。当然自動車など今の時代ほど走っていないのでトンネル自体は基本的に人間が通れるほどの大きさです。煉瓦造りのせいか、トンネル内部でも声が響かないのが不思議ですね。

そしてかつての宿場町で会ったエリアに。途中で「石川家」を左手にみながらお寺を目指します。石川家は、1590年に北条征伐の帰途立ち寄った豊臣秀吉が羽織を与えたことから「お羽織屋」と呼ばれるようになりました。後に徳川家康公も訪れ、記念に茶碗を残しました。

そして、暗号文のゴール、慶龍寺に到着。ここは昔ながらの言い伝えがあり、それが
今回の鬼出没の標識になっているのでした。

 

「宇津の谷の北にあった梅林院の住職が難病にかかり、小僧に膿血を吸わせるうち、その小僧は人肉の味を覚えてしまい、ついに人喰い鬼となり、峠に棲みついてしまう。旅人は鬼を恐れ、峠に人気の絶えた860年頃、東国下向途中それを知った藤原業平が、野州素麺谷の地蔵尊に鬼神降伏を祈願したところ、忽ち地蔵尊は遊歴の僧となり、この地に出現。鬼神との問答の末、極小の形となり掌に乗ってみせよと言うと、鬼は忽ち小さな玉となって僧の掌に乗ったので、すかさず僧が杖で打つと、十粒にくだけ、僧は一口に呑み込んで化度してしまった。これ以後菩薩はこの地に留まって峠を守り、十団子を道中安全だけでなくすべての厄除けとした。」
http://www.m-mizoguti.com/ito/10dango2.html

ここからスタート地点の道の駅を目指してゴール!今回も楽しい活動でした。

このホームページ上のスカウト運動に関する事項は、ボーイスカウト日本連盟ホームページ掲載「ボーイスカウト関係のホームページ開設」に沿って、川村悦子(ボーイスカウト静岡第22団ベンチャー隊隊長)info@shizuoka22.org の責任のもとに掲載しています。(メアドは@マークを小文字@に変更してご利用ください)

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