浜石岳キャンプ_2016年9月
この夏、2TC(第2回ボーイスカウト東海4県連盟合同野営大会)に参加して、ひとまわり成長したボーイ隊は、22団の隊集会としては2ヶ月ぶりとなる活動で、浜石岳キャンプを行ないました。
2TCの成果を発揮すべく、いままでより難易度を上げたアドベンチャーハイキングと、炊具を使わない野外料理にチャレンジしました。
1日目の朝早くに興津駅で集合したイーグル班、ライオン班は、薩埵峠を経由して浜石岳方向に尾根をたどるトレイルを進みました。
9月の活動は、複数のミッションを掲げての活動でした。
「スカウトの日」の活動として、環境保全・環境美化の活動を兼ねていましたので、興津の白鬚神社から薩埵峠までのハイキングコースではゴミ拾いの清掃活動を目標に掲げ、また、森林保全について考える活動でもあったので、興津川と立花池の水質調査や、森林の植生調査もミッションになっていました。
大人でも辛い斜面を登り、他のハイカーとも出会わないような険しい尾根を進みました。
今月の歌は「この道を行く」。まさしく、歌われるようなトレイルでした。
この道はつらくて けわしい道だけど
わたしは好き ラン ラン ラン
高根につながる 道だから
頑張りながら この道を行く
浜石岳(707m)の山頂に近づくと、徐々にガスに覆われ、白く幻想的な風景。晴れていれば、富士山と駿河湾を眺められる絶景が、あいにくの天候で山頂は視界30mほどしかない白い世界でした。
予定を大幅に遅れながらも、脱落者なく、ハイキングを終了。ゴールの浜石野外センターに着いた頃には夕方となっていて、薄暗くなってきていました。
今回のキャンプでは、炊具を使わないで調理するというミッションもありました。
火を起こしたものの、班集会で話し合った通りに調理が進まず、初日の夕食にありついたのは21時を回ってしまいましたが、弱音を吐くことも耐え、取り組みました。
2日目、この日の食事も炊具なしで調理します。
班集会で考えた献立は、調理に必要な時間も、道具も、状況も、いろいろな意味で、想定外だったようです。
この日も結果的に、予定通り調理を進めることは叶いませんでしたが、失敗から得たものが多い、実りある活動になりました。